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白と男(仮)

人生何が起こるかわからない、自分で何とかしようと思っても出来ないことのほうが多かったりする。

仕事や趣味や生活は何とかしようと思えば、なんとか出来ることも多い。

でも私は、動くことも騒ぐことも出来ないのだから、誰かに頼り、何かの影響がない限り、

ただ時が過ぎるのを待つだけだった。。。

私は、日々流れていく喧騒をただ見守っている、いや見て、聞いているしかできない。

雨風は執拗に私を襲い、かつては純白だった私の肌は薄汚れ、遊び相手は野良犬や時々抜け出してきた家猫だった。

何ヶ月経ったのだろう。いや、何年か、それすらも分からない。

この先、どうなるか、私の思考は無に向かいつつある。


日が明ける、太陽が登る、そんなのが肌で感じられるようになっていたころ、

不思議な感覚に襲われた。

夢現の中、私は誰かの腕に抱かれ、草原を進んでいるのが見えた。

先には鬱蒼な森が広がっていたが、心はなぜかこれから起こる変化に期待を寄せているようだ。

誰に抱かれているのだろう。

よくあるお伽話で、王子様に抱かれた姫を想像したが、白馬に乗っているわけでもないし、イケメンでもないようだ。

彼は。。。女性ではない、私確信している。

彼はひたすら目的地に足を向けていて、迷いもいっさいなく大地を踏みしめている。

森の癒し、土の香り、朝が来たことに喜ぶ鳥の歌声。

見上げることも出来ない私はただそんなことを想像しながら、突き進む先を見ているだけだった。

どうやら森を抜けたようだ、道中時折、私を持ち替える彼の腕はそんなに屈強でもなさそうだ。

目の前にはそびえる洋館、彼はおもむろに中へ入っていった。

階段を上り、部屋の隅に私を座らせると、傍らのベッドに倒れ込むように横たわった。

私も彼の寝息に安心を感じたのかいつしか眠りに落ちていた。


つづく・・・











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プロフィール

ジマゴン

Author:ジマゴン
36歳。男。沖縄在住。
歩き上手。石持ち。高血圧症。
給料日毎月20日。

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